「新華網」：

ロンドンオリンピックの特許商品の65％は中国から産出、多数アメリカ議員が非難

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2012年07月31日23：03新華網楊春南　陳冀　王凱蕾

　ロンドンオリンピック特許商品の65％は中国から産出、「中国製造」は世界産業チェーンの末端に位置する。

新華網広州7月31日電（記者　楊春南　陳冀　王凱蕾）「70万本のスリング製品は小さいですが、中国製のイメージを代表していて、製品の品質に対して、私達はいささかの油断も隙もない。」展宏織帯有限公司は東莞市沙田鎮に位置し、その製品はロンドンオリンピックの何万人のスポーツ選手及びスタッフに使用されている。

7月31日、記者は「世界工場」と呼ばれる東莞にインタビューしていて、たくさんの「中国製」の優秀な製品は絶えずにここから世界各地へ輸出されている。

　展宏織帯有限公司の陳傑民理事長は「私達はオリンピック及びパラリンピック計70万本のスリングの生産任務を引き受けている。一本の小さなリボンは生糸購入、漂白、染色、織り、印刷、縫製、裁断、平らに圧延する等の煩瑣な手順を含まれている。」と話している。

　陳傑民さんの最も光栄に思うのは、会社はオリンピック組織委員会の許可する代理会社を通じて製品の注文書を獲得した。「企業は価格優勢ではなく、厳格な品質管理及び大規模の生産ができる等の優勢でライバルを打ち負かした。」過去の数年間に、展宏は南アフリカワールドカップ、ドイツワールドカップ等の製品供給を引き受け、良い名声を持っている。

ロンドンオリンピック組織委員会の見込みによると、本回のオリンピック特許商品の中、65％は中国で生産し、19％はトルコで生産し、4％はフィリピンで生産する。その他、インド、ベトナム、インドネシア、タイ、パキスタン、ドイツ、ポーランド等の国は一部のオリンピック特許商品を生産した。

しかし、アメリカ議員からの「中国製を拒絶する」に関する発言が原因で、中国外向型経済の最も発達している東莞地域の多数企業及びスタッフの不満を引き起こした。現在、アメリカの数名共和党及び民主党の議員は共にアメリカオリンピック組織委員会に非難し、アメリカ代表団は「中国製」のユニホームを着てオリンピックに出席することに反対する。

広東外国語外貿大学国際経済貿易研究センターの肖鷂飛副主任は「世界経済一体化のスピードアップに伴って、異なる経済体の相互間の依存程度は益々深くなっている。責められている中国服装製品の中に、中国企業は厳格な入札募集及び選抜方式で供給商になって、服装製造部分の仕事を引き受けたが、製品の設計はアメリカ企業からなって、これは世界製造の分業モデルを体現した。」と思ったがっている。

「中国製」に対してアメリカが非難することに言及して、東莞三星視界有限公司人事秘書部責任者の李明薫さんも非常に驚いて、「不思議、理解しにくいです！」と話している。

彼はついでに一台の三星携帯電話を取り上げて、裏殻を開いて電池を取り出して記者に展示した。「この三星GALLAXY系列のスマートフォンは、LEDタッチスクリーンは広東東莞で生産し、外殻は台湾企業で生産し、他の部品は韓国及びベトナム等の地域で生産し、最後は広東恵州又は天津で組立し完成する。私から見ると、「中国製」は「世界製造」産業チェーンの重要な一環を積載している。」

この東莞市厚街鎮ハイテク工業園に位置する企業は世界最大のブラウン管の生産企業である。現在、市場の中に98％近くの先端ディスプレーAM-OLED製品はこの企業が生産した。

最近、世界を風靡するアップル携帯電話は中国フォックスコンが生産し、其のブランドはアメリカから来た。だから、ある意味で、「中国製」を拒絶することは「アメリカ製」を反対することと同じである。この間、関連学者はアメリカ国内に現れる「中国製」に抵触する情緒に対して非常に理解できない。彼らは「過去の30年間、改革開放は中国を以前閉鎖的な国家から開放的な国家に変化させた。しかし、本日、アメリカは自由貿易の問題に後退した。」と思っている。

　東莞市対外経済貿易局の方見波副局長は「東莞製造、更には中国製造は加工貿易の方式を通じて実現された。そのため、中国理論界の全体的な考えによると、今のグローバル生産はまずは貿易現象で、また、貿易関係で世界製造を各国製造に変化させた。中国製造は同じように世界製造に変化した。だから、中国製造を拒絶することは自由貿易を拒絶することと同じである。」と話している。

しかし、中国製造は世界中の認可を勝ち取ったけれども、価値チェーンの高額利潤を獲得できない。肖鷂飛さんは「貿易輸出の大国は決して貿易強国ではない。私達の見るべきことは、多くの外資企業は組立の部分を中国に置いて、これは利潤率チェーンの比較的に低い部分である。其の核心技術及び外形設計、材料等は国外生産で、高付加価値の部分を持って行った。」と話している。

「中国製造がグローバル経済一体化に溶け込むことは経済大分業の必須の要求である。中国は労働力に対する管理と配分の優勢、弾力性に富む用工制度及び良好な技術組合せ等の軟実力で、グローバル貿易の不可欠な重要な構成部分になった。」肖鷂飛さんはこう話している。

（新華網）