「南方都市報」

オリンピックの正式なバッジベルトの産地は東莞沙田

該工場は「神秘な」注文書を受けて、オリンピック開幕前夜にツイッターで商品の行き先を確認する。

原稿元：南方都市報　2012－07－31

作者：徐章龍、陳奕啓

摘要：長年にわたり、「東莞製造」は多くの大規模な試合に欠かせない元素で、本回のロンドンオリンピックも例外ではない。南方都市報の記者は昨日知ったばかりで、ロンドンオリンピックの正式なスタッフバッジ及び記者証のベルトは、皆沙田鎮の織帯企業が生産し提供した。

7月30日、東莞展宏織帯有限公司はロンドンオリンピックの正式なバッジベルトの製造を担当する。南方都市報記者　陳奕啓　撮影

南方都市報記事　記者徐章龍　実習生張琳　長年にわたり、「東莞製造」は多くの大規模な試合に欠かせない元素で、本回のロンドンオリンピックも例外ではない。南方都市報の記者は昨日知ったばかりで、ロンドンオリンピックの正式なスタッフバッジ及び記者証のベルトは、皆沙田鎮の織帯企業が生産し提供した。

該工場の社長は「工場は今年3月に一枚神秘な注文書を受け取って、その後一か月以内に、70万本バッジベルトを至急生産した。ロンドンオリンピック開幕の数時間前に、現場の記者及びスタッフの首に翻るベルトは自分の工場で生産したことに気づいた。」と話している。（来源：南方都市報　南都網）

神秘な取引先　神秘な注文書（来源：南方都市報　南都網）

北京時間7月28日夜明けの0時頃、ロンドンオリンピック開幕式インタビューに参加する一名の国内記者は、自分の一枚の写真をツイッターにアップロードした。有名なツイッター・ブロガー＠潘石屹さんはその写真を転送後、迅速に見物を引きつけた。あるネットユーザーはこの写真を見た後、非常に興奮した。彼の目を引いたのは該記者の首に掛かっている記者証である。「この記者証のベルトは必ず我が工業で生産した。」該ネットユーザーは東莞市沙田鎮展宏織帯有限公司の陳傑民社長である。（来源：南方都市報　南都網）

昨日、南方都市報の記者に対して、陳傑民さんは「2010年4月に、広州交易会に参加し終わった後、すぐに2012年ロンドンオリンピック協力プロジェクトを相談する何人かの客が来た。その中、一人の神秘な客と密接な連絡を保っていて、このプロジェクトを推進し続けた。その年の9月に、該客は権威のある第三者公証会社に委任し、生産規模、品質管理、社会責任等の多方面を含めて、展宏工場に対して正式に査定及び検査した。二か月後に該工場は順調に検査を通過した。」と話している。

「工場検査が合格後、私達はロンドンオリンピック関連の販促贈り物及び売品用の製品の生産を引き受けた。しかし、購買者は各代表団が使用する当局側のベルトが私達に生産する必要があることを教えてくれなかった。」陳傑民さんはこう思い出して話している。今年の三月に、購買者はやっと最初のベルト設計図を提供した。その後、彼らの会社と何回も相談し修正して、4月初めまでにあわただしく定稿した。

かつてアテネオリンピックのためにベルトを生産した

陳傑民さんは「購買者は工場に対しての生産時間をわずか一か月しか与えなかった。当時、これはロンドンオリンピック組織委員会が各国代表団に使う注文書ということを知らなかった。購買者は「この注文書は非常に重要で、品質は百パーセントをやり遂げる必要があって、極わずかな重金属及び発癌物質をつけることは禁止されて、製品ごとに厳格な検査を経なければならない」とおっしゃった。彼らのスタッフは私達の工場の近くに移転し、手順ごとに視察した。」と話している。

「丸々20労働日の連続奮闘で、私達はついに期限通りに購買者の任務を完成した。出荷当日、購買者は非常に喜んで、このような納品、品質に対して全く不思議だと思われた。また、購買者は彼らから御馳走することを堅持し、この注文書の関連スタッフに食事して功労を祝っていた。しかし、当時彼らはこの製品の用途についてまだ明らかにしなかった。」陳傑民さんはこう思い出して話している。

ロンドンオリンピック開幕式前夜、陳傑民さんはツイッターから見て、彼らの生産したベルトは意外にも各国代表団、スタッフ及び記者達の通行ベルトであることを初めて知った。彼の紹介によると、展宏工場は今回計70万本のベルトを生産した。事後査証を経て、その中の55万本はオリンピック専用で、残りの15万本は今回のパラリンピック専用である。昨日、陳傑民さんは購買者が提供した「海関通過許可証明」を見せて、展宏工場が生産したこの織帯は2012年ロンドンオリンピック組織委員会が授権することを示した。

長年にわたり、「東莞製造」は多くの大規模な試合に欠かせない元素である。展宏工場を例として、早くも2003年に、展宏工場は2004年アテネオリンピック専用のベルト生産を引き受けた。今年のロンドンオリンピックに、其のウェンロック（ロンドンオリンピックのマスコット）等のオリンピック製造特許記念品は横瀝の玩具工場で生産した。